これら三つの作品は、皆古典芸術から着想を得ていまが時代とともに見事に表現力を向上しています。ドナテッロが制作した無表情の静的なダビデは、ミケランンジェロにより大理石の中にエネルギーを注ぎ込みました。そして遂にベルニーニは瞬間的な表情・動作や対象の材質感を大理石の中身から生命を解放する、驚くべき技巧により観る者を魅了する事に成功しました。
私は常に社員に指導している事はただ正確に記録として映像を撮るのではなくこの空間の緊張感や空気、人々の厚い情熱、脈打つ躍動感、煌めいている心臓の鼓動など、一瞬の心の気持ちを、視覚と聴覚に直感的に響く映像創りです。
色々な角度とサイズでつながり(シークエンス)を結び、その延長に新たな空間の創造を目指します。視線は決して一方通行ではありません。無限に秘めた潜在的な心を映し出す事によってその瞬間の感情を引き出し、映像に込められた心の思いを甦らせ、この時空間に解き放ちます。
株式会社 アエラスはそんな映像造りを追求して参ります。
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