一広島針には、何故たくさんの種類があるのか一

広島針には、たくさんの種類があります。
まず縫針、ミシン針、待針、レース針、棒針等、用途によって分かれています。
そしてそれらは、布や糸の種類に合わせて、さらに細かく分類されます。
数でいうと、全部で500種類はくだりません。
縫針は、布地によって太さ、針先の形状が左右されます。例えば、絹地は布目が
薄く、密なので、絹針は太さも細く、針先も細くなっています。毛糸の編物は
布目がやわらかく、粗目なので、針は大きく、針先も太い方が使いよいのです。
布地の場合、針は織目の間を通る機能をもちますが、革地用の針は、繊維を切ら
ないと針が通らないので、針先を鋭利にしています。革地の場合も、革の繊維と
厚さにより、針の太さ・針先の形状が変わるのは同様です。
針の長さは、一般に粗目で縫う時は長いもの、密に縫う時は短かい針がよいとさ
れています。長さは、使う人の手の大きさにも関係があります。
このように、縫う物と目的によって、針の形態(太さ、長さ、針先、針穴)が
異なってくるのです。

針の姿
縫 針
ミシン針
待針・ピン
かぎ針・棒針




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